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新店舗について情報やら背景やらを赤裸々に202501

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新年明けましたおめでとうございました すんませんご挨拶が遅れました。 というのも、新年仕事始めの日からすごい勢いで新店舗に関するタスクが発生しまして、それでいて平常のお仕事もしてるので、頭の中てんてこ舞いでして。 正月初詣の大吉おみくじ。商売損なし相当利あり! それも一息ついたのと、タスク的に山場を超えました。もう間違いないところまで来たので、 ここらでどどんと天岩庵新店舗情報を公開します!! 天岩庵は移転するだけじゃないです まずは、移転後の態様をざっくりとお話しします。 JR大井町駅から徒歩5分の庭付きの物件 (都心で庭付きの事業用物件ってなに!!?) を無事にゲットいたしまして、そこへ移ります。現店舗は全部なくなります。 その物件ですが、面積は100平米くらい!現店舗の2倍以上になります!トイレは2個! 移転の時期ですが、まだ確定ではないですが3月初旬ごろになる見込みです。 もしも万事うまくいったら2月もありうるけど、そういう期待はしない。遅れて4月になる可能性もまだある。 そして、新店舗は、ボードゲームカフェ単体の営業ではなく コワーキングスペース 整体院 ボードゲームスペース(主に土日) の3業態を併設した統合施設となります。 (店舗名はもう決めてるし、ドメインも取得して仮HPも作ってあるけど、HPゴリゴリ作成中。次回を待ってね) では、ここからは気になる(?)ポイントを解説していきます。 飲食店としては廃業です 取得した物件が事務所向けのため、配管を確保することが無理でした。 正確に言うと、配管を伸ばして床あげて作ることは不可能ではないけど、内装工事費が100万円単位でUPしました。 氷鏡さん飲食業にこだわりは無いし、工事費回収できるほどに稼げる見込みも無いので、潔くカットぉ! 設備は気合い入れてます この記事より前に3回書いた 「超現実路線ボドゲカフェビジネスモデル論」(リンク) に、今私が思うボドゲカフェの妥当な在り方をまとめましたが、それはこの新店舗を作るにあたって構想したものです。 なので、この店には今の氷鏡さんが「ボドゲカフェとしてやっていくならこれが理想的だ」を詰め込んでます。 一番の目...

超現実路線ボドゲカフェビジネスモデル論3:ボドゲカフェとシナジーがある業種?

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旧年中はたいへんお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。昨年内に書き上げようとは思ってなかったけど、まあ年越ししてしまいましたわね。 新年1個目は、連載モノ3回目にして最後の会です。「ボドゲカフェに夢を見ず現実を見て、極めて現実的にボドゲカフェを経営しようと思ったら、どうあるべきか?」 1回目: こちらからどうぞ 2回目: こちらからどうぞ 何度も言ってきたとおり、ボドゲカフェ単体でのビジネスモデルは大変厳しいものなので、それ以外の収入源が欲しいのです。 物販、飲食、貸しスペースといった辺りは先の記事で検討しました。では、それ以外に何か考えられないだろうか?ボドゲカフェを利用する「ついでに」、使える・売れることは何か無いだろうか? 逆に、そのビジネスを利用した「ついでに」、ボドゲカフェを利用してもらうことはできないだろうか? ひとつ、待ち時間が長くなりがちなサービス 待ち時間の暇つぶしに、ボドゲしてもらうのである。じゃあどんなサービスの待ち時間なら、ボドゲできそう? それは、列を作らずに待てて、つまり開始時間・予約日時が決まっていて、所定の時間まで待てば利用できるもの。突然時間が来て、遊んでる卓を抜ける心配をしなくていいもの。 それは、ある作業をしたら、どうしてもしばらく待ち時間が発生してしまい、しかし外出することもできないもの。 ……病院や薬局とか?理髪店美容室など予約が前提になるサービス業もありかも。当日に終わる前提なら、機械や車の修理屋というのも面白いかもしれない。ガソリンスタンドとかも、洗車の待ち時間にボドゲできるかも? もちろん、そっちとこっちのサービス提供空間はそれぞれ独立していることは必須。空間としてのシナジーは、せいぜい休憩スペースを共有する程度だなw ひとつ、ボドゲ終わったときに欲しくなるような何か ドリンクや食事が欲しくなるのはよくあるが。ほかには何か無いかな? ……タバコ?(非喫煙者なので、お店のお客さんを見てて思っただけ (販売に許可がいるので、少なくとも気軽に始められる業種ではない) 座りっぱなし3時間ボドゲのあと、バキバキになった身体をほぐすマッサージ店など、いかがかしら? リフレッシュした...

超現実路線ボドゲカフェビジネスモデル論2:平日昼間を稼ぎ時に

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気がつけば年の瀬。と言っても今年の氷鏡さんにとって12月は激重だったので、「あっという間に」の感覚はないです。順当な速さでやってきた年末。皆様いかがお過ごしでしょうか。 さて、本日は、前回から続けて連載モノ。の2回目です。「ボドゲカフェに夢を見ず現実を見て、極めて現実的にボドゲカフェを経営しようと思ったら、どうあるべきか?」 1回目: こちらからどうぞ 本日のネタは、ズバリ、 ボドゲカフェの永遠の営業課題 それは 平日昼間 である。 この時間帯にボドゲを遊びたい客層は極めて少なく、東京都内の店舗数だと取り合いであります。もう既に固定している感じすらあります。新しいボドゲカフェが、何の対策もなく通常営業だけで平日昼に稼ごうとすると、そのレッドオーシャンに突っ込むことになるので不合理。 となると、ボドゲ以外でなんとか稼ぎたいところ。週5日、最低でも計40時間はあるところを何もしないなんてもったいない/(^o^)\ じゃあどうしたら生きていけるんだ?思考を巡らせてみましょう。 この続きはcodocで購読 第3回: 超現実路線ボドゲカフェビジネスモデル論3:ボドゲカフェとシナジーがある業種?

超現実路線ボドゲカフェビジネスモデル論1:普通のお店になろう

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最近関係者界隈を「ざわ・・・ ざわ・・・」させている氷鏡さんです。こんにちは。(よくわからない方はスルー) 久しぶりに連載企画を思いつき、メモを書き溜めておりまして、一つ形にできそうなのでここらで開放!書いていきたいと思います。その名も、 「超現実路線ボドゲカフェビジネスモデル論」 です。読んだ通りですが、ボドゲカフェに夢を見ず現実を見て、極めて現実的にボドゲカフェを経営しようと思ったら、どうあるべきか?というのを私の経験値に即して書き記しておこうかと思います。 (趣味で店やりたいんだ!って方はどーぞ無視で) これから開業したい人必見!とまでは言いませんが、誰かの参考になれば幸いです。 なお、全部で3回くらいを予定しております。 この続きはcodocで購読 第2回: 超現実路線ボドゲカフェビジネスモデル論2:平日昼間を稼ぎ時に

ボードゲームカフェビジネスにおける「差別化」ってなんだっけ?

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つい先日まで暑い暑い言ってたのに、一気に冷えて秋本番って感じの天候になった11月初頭の東京。毛布も出してきました。 さて、今日の内容は、↓の2つで説いた論点を、新しい視点で書き直す、という感じの内容になります。 ビジネスモデル編:ボドゲカフェ最大の商売敵とは https://bgcafe-management-tengan-an.blogspot.com/2023/08/blog-post_13.html 営業編・番外:ボドゲカフェ経営者の意外なジレンマ https://bgcafe-management-tengan-an.blogspot.com/2023/08/blog-post_16.html 最初に悪いこと言います。 ボードゲームは、極論、タイトルが同じならどの店で遊んでも同じです。 なので、新しいボードゲームがある、数千種類のボドゲが遊べる、と誇ったところで、お客さんが遊ぶゲームが共通ならビジネス的には特に差別化できていない。 なお、ここでいう差別化とは、「その店でしか体験することができない経験」のことを指します。 特に我らが住処東京では、ボドゲカフェが乱立しており、ボドゲが遊べることはもはや普通のこと。 では、どこで差別化したらいいんだい??? この続きはcodocで購読

景表法勉強会:アナログゲームミュージアム主催に、講師として参加しました(感想

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はい!前回好評につき早速2回目が、2ヶ月弱で開催されました、ゲームに関する法律制度勉強会でございます! 今回は 「不当景品類及び不当表示防止法」、景表法でした。 ボドゲカフェで景品付きの大会をやるとか、お店に来てくれた人にノベルティを配布するって広告するとか、身内会で持ち寄った不要なボドゲをかけたビンゴ大会とか、スタンプラリーに出していい景品の金額はどのくらいかとか、実は何かとご縁がある法律だったりするんですよねぇ。 その一方で、消費者庁HPに記載されているQ&Aページは読みづらくて仕方ない。。まぁ事業者向けのHPってこうなりがちですよねって思ってます。 今回も楽しくノリノリでお話しいたしました。参加者は当初10名くらいでスタートし、最終的には20名くらいいたかと思います。わかる範囲ですが、ボドゲカフェ店長に、ボドゲ作ってる方、イベントの主催者の方もいましたが、半分はおそらく単に興味あるだけの人。今回もお気軽にご参加いただけたようで何より。 「氷鏡さんの話し方が楽しいので、ネタは何であれ次も聴きたくなります!」というご感想もいただき、大変嬉しく思います。ご参加ありがとうございました! 当日会場でお配りしたレジュメをここに置いておきます(今回は!無料記事内で公開しちゃいます) https://drive.google.com/file/d/1MOCpOCtrRvmqkOk4T5YQW9ibxs5BXmB2/view?usp=drive_link 次回は、草場さんがすでに仰っているとおり、11月は「商標法」(これは私の担当ではありません)で、12月に「インボイス制度」(こちらは私が担当します!)で開催するとのことですので、これからもご期待ください。

ボードゲームを主題としたイベントを続けるコツは?

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長い酷暑が終わってやっと秋らしくなった2024年の9月の終わり、からの10月でもまだ30度、なんだか疲れてメランコリーな今日この頃。 物悲しくなったのでブログを更新しようと思いました(謎 天岩庵もボードゲームカフェとして集客目的でいろんなイベントを実行してきましたが、7年やって思ったことが、ボドゲのイベントってほんとに難しいなって。 オープン当初からコロナ流行までは、毎週土日祝に必ず何かしらのイベントを開催してきましたが、それはひとえに天岩庵のコンセプトが 「私が面白いと思ったボドゲをみんなも遊んでくれ〜〜!」 だったから。 コンセプトを体現するためには、イベントでアピールするのが手っ取り早いかつ大事だと思ってたわけです。 さておき。イベントを計画するにあたり、どんなイベントをやろうか?と考えます。切り口はいろいろありますが、今回は「どのボドゲを使って開催するか」という観点でケースを分けて、コツというか、それぞれ長所短所思うところを述べていくとします。 この続きはcodocで購読