ボドゲカフェ特有の「相席」文化について物申す

今回の内容は、全てのボドゲカフェにおいて問題になりうるもので、店長・経営者が何を思っているのかを一般に知ってもらうことが大事と考え、無料で公開します。

共感していただけた方は、ぜひ拡散をお願いします。


なお本件は、完全に私個人の思想に基づくものであり、他のボドゲカフェ経営者の方々から意見を集めるなどしたものではないことを、まず申し上げます。

多様なご意見もあろうかと思いますが、本件に関し公開で議論をするつもりはありません。ぜひ同様のブログ記事等をお書きになり、世間に問う形で公表される方が、世の中のためになるかと思います。

 

そもそも「相席」ってなんだっけ?

およそ一般人が思い浮かべるのは、以下の2つ。

1つは、ランチで混み合う飲食店で、テーブルで1人で食べてる時に、店員さんから「相席よろしいですか?」と聞かれて、了承したら別の1人客が同じテーブルに着席すること。

もう1つは、いわゆる相席居酒屋。見知らぬ人たち(大抵は男女)が、店員の案内により同じテーブルに案内されて、酒席を一緒に過ごす、というもの。風俗営業まであと一歩!


ボドゲカフェでの相席とは?

お店にふらっと遊びに来た客(性別問わず)が、たまたま居合わせた他の客と、同じボードゲームを遊ぶこと。人数合わせが目的であるケースが多い。

お店が主催するイベントに参加するケースもあれば、相席目的で野良で(ふらっと)遊びに行くケースもある。

これは、上で述べたもののどちらとも本質的に異なるので、ボドゲ関係ない人からしたらかなり異文化な行為であることは、覚えておくべきだと思うのです。


特に相席居酒屋の方を強く意識する人が、ボドゲカフェの相席と聞いたら、いかがわしい何かだと連想するのは、想像に難くないです。

 

なぜ問題が起こりやすいのか

一般的に、見知らぬ2人が出会って一緒に遊ぶ場合、間には共通の知人友人がいるはず。

(オープンな婚活イベントなどはもちろん除きますが、その場合は直接連絡禁止だったり、主催がいます)

 

その場合、アプローチより前に、まずはお相手の事前調査しますよね?それとなく友人に探りを入れるなど。あるいは別の機会を設けて紹介してもらうなど。

ところが、ボドゲカフェで相席で遊ぶ場合、この共通の知人友人ポジションに当たる人がいません。

その状態で、片方が興味を持ってアプローチをする場合、友人のメンツを考える必要が無いし、初手から本人にダイレクトに連絡を飛ばします。ふつーに、怖いことじゃないですか?

間がいろいろすっぽ抜けた結果、突然迷惑なアプローチを受けた、ということになっているのかと私は想像します。相席居酒屋=ナンパ歓迎!な場面で連絡先交換したんじゃあないんですよっ?

 

連絡先を交換したのに、何がいけないのか?は、理由になりません。交換したら何を連絡してもいいんですか?というのが端的な理由。

「今度ボドゲするときに誘いますねー」って言われて交換したのに、来た連絡が2人きりの食事のお誘い。これはたいへんよくない。騙された感が強い。受けた側の感情的には街中のナンパより悪質かもしれない。

デジタルナンパ、っていう単語ありませんかね?今の世に。

 

お店側が考えること

ナンパした側(お誘いの連絡をした方)には失うものは何もないと思いますが、それをやられたお店には、迷惑な被害が出ます。

そういうことをする人が、お店の相席にふらっとくる可能性がある、という悪評です。これが立つと、特に女性のお客さんが来なくなります。

そんな客、もう出入り禁止にして公表する以外、私には解決策が思いつかないです。悪評が立った時点で切り捨てるしかない。私なら、常連であっても出禁にします。する覚悟がある。

そういうことを防ぐために、天岩庵は店頭での相席を基本的にしない、というのがあります。イベントの申し込みには必ずツイプラを利用し、身元と連絡先が最低限わかるようにしてます(といってもたかがTwitterなので、心細いなといつも思ってます)


相席歓迎のお店で、トラブルも起こさずに長らく営業していらっしゃるお店、いくつか知っていますが、本当に尊敬します。良い経営者さんであり、また良い常連さんたちの集まるお店なのでしょう。本当に素晴らしい!皆さんぜひ応援してあげてください。

 

この問題の解決策は?

超単純かと思います。相席する人たちは、よくある男女関係のアプローチ方法をきちんと踏まえることです。


仲良くもないのに突然個人連絡しない。連絡はきちんと友達になってから。

アプローチしたいなら、共通の友人などに紹介してもらう。

相手が店の常連なら、そのボドゲカフェの店長に頼んでみてもいいかもしれない(信頼できるなら。もっとも、私は断りますが)


などなど。ごくごく普通のマナー、ですよね?……男女であること関係なくない?これ。 

で、これができない人は、つまり恋愛マナーもお下手、ってことおk??もう足切りの門前払いでよくない?

マナーが守れない人は、ボドゲカフェで相席をしない、させない。徹底できたらいいんですけど、まぁ無理ですわ。


オススメ予防策

これも定番すぎますが、アヤシイと思ったら「電話番号をもらうこと」です。自分のはもちろん渡してはいけません。仕事用の名刺なんかもいいですね。


はいここで法律屋の氷鏡さん登場ー。よっこらせ。


電話番号・携帯番号は、それを🔗警察や弁護士等、正当な権限の下に請求すれば、相手の氏名や住所等がすぐ特定できる便利なものです。SNSのアカウントやメアドなどだと、特定まで2回3回と(プロバイダ責任制限法に則り、裁判で)請求しないといけないんです。

警察沙汰になるケースはまれでしょう(と信じたい)が、ストーカーに発展するケースもありますし、最初に会って連絡先交換したときが、一番ハードルが低い。ストーカーになった相手の番号をもらうことはできませんからね(笑)

🔗ちょうど同法改正が目前ですが、その内容は加味してません。改正後でも、SNSアカウントでは裁判を経由しなければならない点は変わりません。


ちなみに、昭和の頃なら、渡すのは家電の番号だったんじゃないですかね?アカウントで済むようになった、平成・令和ゆえの弊害かも。


ボドゲカフェ側も、会員証やメンバーズカードを発行して顧客管理することがあろうかと思いますが、相席をすることがある場合に電話番号をもらっておくのは、安全のために良いことかもしれません。

個人間で交換するより、お店で集める方が、お客さんにとってはハードルが低いかもしれません。


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こんなところです。長くなりました。


ボードゲームをきっかけに仲良くなるのは素敵なことです。これは私も賛成。

けど、いつの世も恋愛というのはトラブルだらけ。ボドゲに限らず。困った困った。

どうか、ボードゲームカフェで起こる人間関係の事故が、無くなりますように。。。